対馬ナースNews NEWS
2025.10.15
世界を巡る 対馬ナースインタビュー★
対馬病院には、応援ナースさんが多数在籍しており、
島外出身の方がたくさんいらっしゃいます。
その中でも、JICA（国際協力機構）での国際協力を終え、
縁もゆかりもなかった離島・対馬へ、
たまたま求人が目に留まり就職したという経歴を持つ、
Nさんへインタビューさせていただきました✎𓂃
・
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ ❁ ❁ ❁ ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
◾️対馬病院勤務までの看護師人生と対馬病院へ応募したきっかけ
横浜出身の都会っ子ですが、対馬で働き始めてもうすぐ3年になります。
もともと旅が好きで、学生時代からよくバックパックを背負ってアジアや中東、
中南米などを旅していました。
看護師になってからも放浪癖はおさまらず、
被災地や途上国の医療現場などを転々としてきました。
対馬にくる前も、4年ほど東南アジアで国際協力の仕事をしており、
帰国後に転職先を探しているときに、たまたま対馬病院の求人を見かけて応募しました。
理由はいくつかあるのですが、いちばんの決め手は、田舎で暮らしてみたい、という
環境面での希望と、救急や集中ケアを学びたい、という目標を
どちらも叶えることができる場所だったからです。
また、対馬がもつ「国境の島」ならではの独特の歴史にも興味がありました。
・
・
▪️対馬病院に入職して感じたこと
対馬に来るまで、看護師としては4年ほどのブランクがありました。
希望通りHCUに配属してもらったものの、
当初は、人工呼吸器や緊急透析などあまり触ったこともなく、
わからないことだらけ。同僚たちは不安だったと思いますが、
少しずつ温かくサポートしてくれました。
看護師たちをみていて感じたのは、
当たり前のように「ここが島で唯一の救急病院だから」という責任感を持っていることです。
また、常時全ての診療科の医師がいるわけではないので、
看護師にも幅広い知識や観察力が求められます。
病院内には、「今日はこの看護師だから安心」と言われるような、
知識も経験も豊富な先輩が何人もいて、
尊敬できる人たちと働ける環境に恵まれたことに感謝しています。
病院のスタッフは、看護師同士はもちろん、他の職種とも仲が良く、
和気あいあいと働いています。
東京の病院で働いていた時は、
隣の病棟で働いている人の顔も知らない、なんてことも珍しくありませんでしたが、
対馬病院では病院内で知らない人の方が珍しいくらいです。
大家族のような温かい雰囲気が大好きです。
・
・
▪️対馬での生活
とにかく自然豊か！都会にいた時には、
カレンダーを見て季節の移ろいに気づくような生活でしたが、
対馬では「あ、季節が変わったな」というのを肌で感じます。
特に、春は圧巻！島の9割以上が森林なので、春になると島全体が一気に芽吹き、
どんどん色づいていきます。本当にきれいです。
夏はシュノーケリングやSUPで、休日も大忙し。対馬の海は透明度が高くてきれいで、
しかも人出が少ないので、自分時間を満喫できます。
私は対馬の中でも田舎のほうに住んでいるので、とにかく静かだし、
ご近所さんも気さくで優しく、暮らし心地は最高です。
近所の海で釣った魚と、畑で採った野菜をその日の夕飯に、という、
都会では決してできない贅沢を楽しんでいます。
島の人たちは「対馬に来てくれてありがとう」と優しい言葉をかけてくれたり、
「せっかく対馬に来てくれたんだから」といろいろな場所に連れて行ってくれたり、
都会にはなかった温かいつながりの中で生活させてもらっています。
また、病院の近くには、大きなスーパーや無印良品、ダイソーなどもあり、
車さえあれば生活に困ることはありません。
不便なことがあるとしたら、台風が来ると船や飛行機が止まって、
島への出入りができなくなること。
病院でも、そんな日はヘリ搬送ができなかったり、輸血が届かなかったりと、
離島ならではの大変さもあります。
でもこれも、人間は本来そんな自然の営みの中で生きてきたのだ、と思い出させてくれる、
離島の醍醐味でもあるのかもしれません。
・
・
▪️今後の看護師人生・目標
対馬病院で経験を積み、また国際協力の現場で働きたいと思っています。
・
・
◾️離島ナースに興味のある方へメッセージ
「田舎で暮らしてみたい！でも、ある程度大きな病院で働きたい！」という方には、
うってつけの環境です。
離島と言っても、看護の仕事は世界共通。
特別に必要なスキルなどはありません。
また、転職に際しては、人間関係が気になる人もいるかもしれませんが、
看護師たちは島外からくる応援ナースを受け入れることに慣れているので、
すんなりと馴染めます。私も今はすっかり対馬島民の気分で、楽しく働いています。
興味がある方は、ぜひ見学に来てみてください。
急性期や慢性期の病棟だけでなく、
外来、手術室、透析室、産科など、いろんな配属先があるので、
やりたいこととマッチするかどうか相談してみると良いと思います。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ ❁ ❁ ❁ ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
生粋の対馬人の私よりも、対馬のことを知っていて、対馬を楽しんでいるNさん。
いつも明るく声をかけてもらえ、私も元気をもらっています＾＾
素敵なご縁に感謝です。
ᝰ✍︎ ꙳⋆編集R ᝰ✍︎ ꙳⋆
島外出身の方がたくさんいらっしゃいます。
その中でも、JICA（国際協力機構）での国際協力を終え、
縁もゆかりもなかった離島・対馬へ、
たまたま求人が目に留まり就職したという経歴を持つ、
Nさんへインタビューさせていただきました✎𓂃
・
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ ❁ ❁ ❁ ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
◾️対馬病院勤務までの看護師人生と対馬病院へ応募したきっかけ
横浜出身の都会っ子ですが、対馬で働き始めてもうすぐ3年になります。
もともと旅が好きで、学生時代からよくバックパックを背負ってアジアや中東、
中南米などを旅していました。
看護師になってからも放浪癖はおさまらず、
被災地や途上国の医療現場などを転々としてきました。
対馬にくる前も、4年ほど東南アジアで国際協力の仕事をしており、
帰国後に転職先を探しているときに、たまたま対馬病院の求人を見かけて応募しました。
理由はいくつかあるのですが、いちばんの決め手は、田舎で暮らしてみたい、という
環境面での希望と、救急や集中ケアを学びたい、という目標を
どちらも叶えることができる場所だったからです。
また、対馬がもつ「国境の島」ならではの独特の歴史にも興味がありました。
・
・
▪️対馬病院に入職して感じたこと
対馬に来るまで、看護師としては4年ほどのブランクがありました。
希望通りHCUに配属してもらったものの、
当初は、人工呼吸器や緊急透析などあまり触ったこともなく、
わからないことだらけ。同僚たちは不安だったと思いますが、
少しずつ温かくサポートしてくれました。
看護師たちをみていて感じたのは、
当たり前のように「ここが島で唯一の救急病院だから」という責任感を持っていることです。
また、常時全ての診療科の医師がいるわけではないので、
看護師にも幅広い知識や観察力が求められます。
病院内には、「今日はこの看護師だから安心」と言われるような、
知識も経験も豊富な先輩が何人もいて、
尊敬できる人たちと働ける環境に恵まれたことに感謝しています。
病院のスタッフは、看護師同士はもちろん、他の職種とも仲が良く、
和気あいあいと働いています。
東京の病院で働いていた時は、
隣の病棟で働いている人の顔も知らない、なんてことも珍しくありませんでしたが、
対馬病院では病院内で知らない人の方が珍しいくらいです。
大家族のような温かい雰囲気が大好きです。
・
・
▪️対馬での生活
とにかく自然豊か！都会にいた時には、
カレンダーを見て季節の移ろいに気づくような生活でしたが、
対馬では「あ、季節が変わったな」というのを肌で感じます。
特に、春は圧巻！島の9割以上が森林なので、春になると島全体が一気に芽吹き、
どんどん色づいていきます。本当にきれいです。
夏はシュノーケリングやSUPで、休日も大忙し。対馬の海は透明度が高くてきれいで、
しかも人出が少ないので、自分時間を満喫できます。
私は対馬の中でも田舎のほうに住んでいるので、とにかく静かだし、
ご近所さんも気さくで優しく、暮らし心地は最高です。
近所の海で釣った魚と、畑で採った野菜をその日の夕飯に、という、
都会では決してできない贅沢を楽しんでいます。
島の人たちは「対馬に来てくれてありがとう」と優しい言葉をかけてくれたり、
「せっかく対馬に来てくれたんだから」といろいろな場所に連れて行ってくれたり、
都会にはなかった温かいつながりの中で生活させてもらっています。
また、病院の近くには、大きなスーパーや無印良品、ダイソーなどもあり、
車さえあれば生活に困ることはありません。
不便なことがあるとしたら、台風が来ると船や飛行機が止まって、
島への出入りができなくなること。
病院でも、そんな日はヘリ搬送ができなかったり、輸血が届かなかったりと、
離島ならではの大変さもあります。
でもこれも、人間は本来そんな自然の営みの中で生きてきたのだ、と思い出させてくれる、
離島の醍醐味でもあるのかもしれません。
・
・
▪️今後の看護師人生・目標
対馬病院で経験を積み、また国際協力の現場で働きたいと思っています。
・
・
◾️離島ナースに興味のある方へメッセージ
「田舎で暮らしてみたい！でも、ある程度大きな病院で働きたい！」という方には、
うってつけの環境です。
離島と言っても、看護の仕事は世界共通。
特別に必要なスキルなどはありません。
また、転職に際しては、人間関係が気になる人もいるかもしれませんが、
看護師たちは島外からくる応援ナースを受け入れることに慣れているので、
すんなりと馴染めます。私も今はすっかり対馬島民の気分で、楽しく働いています。
興味がある方は、ぜひ見学に来てみてください。
急性期や慢性期の病棟だけでなく、
外来、手術室、透析室、産科など、いろんな配属先があるので、
やりたいこととマッチするかどうか相談してみると良いと思います。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ ❁ ❁ ❁ ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
生粋の対馬人の私よりも、対馬のことを知っていて、対馬を楽しんでいるNさん。
いつも明るく声をかけてもらえ、私も元気をもらっています＾＾
素敵なご縁に感謝です。
ᝰ✍︎ ꙳⋆編集R ᝰ✍︎ ꙳⋆