離島ナースの声 MESSAGE

対馬の地域医療を担う離島看護師のメッセージ!

「離島の医療を担いたい」「故郷の離島に貢献したい」
さまざまな思いで、対馬の地域医療を担っている看護師たちのメッセージ。
あなたも私たちの仲間として、ここで一緒に働きませんか?

Message 01

対馬のがん治療に貢献したい。
生まれ育った場所で、
ずっと暮らしてもらうために。

T.H39歳

平成27年5月17日 入職
がん化学療法看護認定看護師

対馬病院が誕生する前から、外来化学療法室担当の看護師として、抗がん剤について勉強していました。そして2015年、対馬病院の開院とともに総合腫瘍科が立ち上がることになり、「抗がん剤治療以外の放射線治療や緩和治療も勉強してみたい」と、現在の仕事に。6か月間の研修を経て、がん化学療法看護認定看護師を取得しました。
認定看護師になってからは、抗がん剤やCVポートについての相談や、研修会などの依頼もいただけるようになりました。また、対馬病院は地場に密着した医療機関なので、患者さんの方から「元気やった?」なんて声をかけていただくこともあり、とても嬉しいです。これからは、そんな対馬の皆さんに、少しずつ恩返しがしたいと思っています。まずは対馬病院で抗がん剤治療や放射線治療ができることを知っていただいて、住み慣れた対馬で生活しながらがん治療を継続するお手伝いができるように、知識と技術を身に着けていきたいと思います。

子どもと一緒にBBQや魚釣り。
アウトドアを満喫してます。

自宅でゆっくり過ごすときは、趣味の手芸などの作品を作る時間が多いです。出かける余裕があるときは、島内でドライブや魚釣り!自分で釣った魚を調理して食べたり、畑から採ってきた旬の野菜をいただいたり、日々自然に感謝する生活をしています。ライフスタイルにこだわりがあるわけではないのですが、時々炭をおこして肉や魚を焼くと、いつもと違う雰囲気で食事が楽しめて子どもたちも大喜び。私も炎の揺らめきに癒されるような気がします。食後に焼くマシュマロは、私も子どももお気に入りのデザートです。

Message 02

看護師として故郷の対馬に恩返し!
もっと知識と経験を広げて
地域に寄り添う医療人になりたい。

S.K25歳

令和3年4月1日 入職
看護師

家族が病気になった時に力になりたいと、小さい頃から看護師を目指していました。
離島奨学金制度によって大学へ進学することができ、より深い学びが得られました。入職を決めたのは、故郷の対馬の人々の役に立ちたいという思いと、インターンシップで対馬病院の良さや素敵な看護師の先輩たちと出会えたからです。現在は精神科で、内服を継続できない患者さんや一人暮らしが難しい患者さんへ、どうすればその人の強みを活かせるかを一緒に考え、取り組めるよう提案しています。リハビリをして、患者さんが出来なかったことを克服する姿や、退院後に元気な姿を見せてくれた時には、大きな喜びを感じます。
今後は精神科領域に限らず、身体科領域も学習し、様々な患者さんのケアができる看護師を目指していきたいです。そして将来的には訪問看護にも携わり、地域で暮らす患者さんに寄り添える看護師になりたいと考えています。

大好きな音楽と大自然がパワーの源!

休日はお気に入りの音楽を聴きながら、豊かな自然の中を自由気ままにドライブしています。おすすめは、和多都美神社や鮎戻し。時には山登りをして汗をかき、自然の雄大さに触れてリフレッシュしています。夜勤などもあり、体力的に大変なこともありますが、毎日自然に囲まれた環境で生活しているので、疲れも癒されます。
また仕事が忙しい時には、睡眠をたっぷりとって、家の中でゆっくり休息することを心がけています。本を読んだり映画を見たり、家族との時間を大切にしています。友人とは今は電話でおしゃべりが中心です。新型コロナが落ち着いたら、職場の方や友人と、食事や外出も楽しみたいですね。

Message 03

父のがんをきっかけに対馬病院に就職。
自分もパパになった今は
季節ごとに子どもの成長を実感!

M.K34歳

平成25年4月1日 入職
看護師

父が癌になった時、そばで支える役目を果たしたいと対馬病院に就職しました。もともと看護師を目指したのも、生まれ育った対馬で、お世話になった人たちに恩返しがしたいという気持ちがあったからです。自分が何を成し遂げるかより、誰のためにどこで働きたいかという想いを大切にしています。
実際に対馬病院に入職し、自分の未熟さも痛感しました。対馬病院は、医師との距離も近く、気軽にお話しできる環境です。上司や同僚にも恵まれた環境で、仕事以外での関わりも深いです。おかげで、多方面から考えること、他病院とも比較して選択の幅を広げることなど、さまざまなことに気付けました。
将来の目標は、島民すべての人々が前向きに終活を考えらえるようになることです。病気になる前から、人生の最後をどのように迎え、誰と過ごそうか思い描き、それを実現できることを当たり前にしたい。延命、介護、疎遠、経済面などの悲観的な言葉を少しでも減らし、悔いなくその人らしい人生を終えるようにお手伝いがしたいと考えています。

フレンドリーな対馬の人々に囲まれて、
育児に奮闘!

子どもが生まれてからは、毎日バタバタと育児に追われています。子どもは乳児と幼児なので、かわいい姿に癒されつつ、上の子にプレゼントをもらったり、一緒に遊んだりするたびに、成長を実感して喜んでいます。おかげで以前より家でゆっくり過ごす時間が好きになりました。小説を読んだり、作画に惹かれて購入したマンガやドラマ鑑賞などをしています。
また、どんなに忙しくても、四季折々の自然と行事を楽しむことができるのが、対馬の魅力です。島の人々はみんな本当にフレンドリーで、誰にでも気さくに話しかけてくれます。いろんなお誘いの声がかかりますから、これから対馬で暮らす方々には、ぜひ興味がある誘いにのって、自分らしい暮らしを満喫してほしいと思います。都会とはまた違う、さまざまな体験ができる場所です。